女性疾病特約は必要か?

女性の方は医療保険に女性疾病特約を付加することが出来ます。

医療保険加入を考えた時に、女性の方は付加してあるものを当たり前のように提案されたり、選んだりしている方が多いと思います。

しかし、医療保険はほとんどが掛け捨てですので、無駄な特約は付けず、少しでも安くしておきたいという考え方もあります。

考え方はそれぞれ個人差はありますが、アイランスのこれまでの経験などから、女性疾病特約は必要なのか不要なのかの考え方をお伝えします。

 

女性疾病特約とは

そもそも女性疾病特約がどの様なものなのか、

一般的に、女性特有の病気、女性に多い病気を女性疾病としています。

そしてこの女性疾病で入院や手術などを受けた場合に、医療保険の主契約の給付金とは別にプラスで給付金を受取れるのが、女性疾病特約です。

 

女性特有の病気とは別の「女性に多い病気」の部分が、保険会社によって違いがある事を知っておくと、医療保険選びの参考になります。

医療保険は各保険会社で競い合っている商品の一つですので、保険料含め大まかな内容の違いはあまり無く、細かいところまで見たり聞いたりしないと、違いは分かりにくいです。

女性疾病以外でも、病の種類や手術の種類、病の状態などで、この医療保険は当てはまるのに、あの医療保険は当てはまらないということがありますので、細かいところの違いまで、確認して選ぶことが大切です。

 

がんの備えにもなる

実は女性疾病特約を付加しておくことで、がんで入院した時にも入院給付金がプラスで給付される保険会社もあります。

乳がんや子宮がんなど女性特有のがんに限らず、全てのがんが対象になるので、とても心強いです。

男性には付加出来ないので、これは女性にとって大変メリットかと思います。

 

医療保険の給付請求

不要か必要かは、やはり保険をどれだけ使うのかが、一番重要になります。

アイランスでの過去の給付請求対応等から、男性の場合は50代以降からの請求がみられ、女性の場合は年配の方より20代、30代の若い方からの請求がみられました。

そして男女全年齢含めても若い層の女性からの請求が最も多くなっております。

 

これはやはり妊娠、出産のタイミングで医療保険を使われる方が、多くいらっしゃるからです。

妊娠中に順調で何もなく、通常分娩で出産された方はもちろん医療保険の対象になりませんが、妊娠や出産は女性特有ですので、妊娠中の入院、帝王切開での出産など、女性疾病特約の対象になります。

もちろん、女性疾病特約を付加されてなくても、医療保険の主契約から、給付されますので安心して下さい。

 

妊娠してしまうと難しい

上記のように、給付金請求の可能性が少なくはありませんので、女性の医療保険加入に関してだけは、早いうちからの準備をおススメします。

そして、妊娠してしまうと、加入は出来ますが、その妊娠に関しての請求は給付の対象には、現在ほとんどの保険会社がなりませんので、ご結婚を意識し始める時期など、早めのタイミングでお考え下さい。

若い女性の医療保険加入はとても大切です。

 

結論、必要と考えます

①妊娠、出産での請求の可能性がある

 

②妊娠、出産で使わなくても、貧血や低血圧、膀胱炎など女性に多い病気でも保障上乗せになる

 

③がん全般の上乗せ保障が付く為、生涯を考えても役に立つ可能性がある

 

などから、妊娠、出産前の若い層の女性は女性疾病特約は必要と考えられます。

 

医療保険は掛け捨てです。

しかし、使わない保険は掛け捨てと呼べますが、給付を受け取れる保険は掛け捨てにはならないとも考えられます。

 

妊娠、出産は何もなくても、お金が色々かかります。

入院などになってしまっても、医療保険が負担を軽くしてくれます。

 

注意点

本当に加入のタイミングや女性疾病特約を付加するタイミングを非常に注意しないといけません。

少しのズレで給付されない事や、特約を付加出来ないなどの事が起きてしまいます。

 

一番は妊娠の前に準備するという事です。

お子さんを考え始めた時に、各検査などを受ける方もいらっしゃいますが、このような検査の前に準備をしないといけません。

検査で万一何か指摘があった場合、加入に条件が付いてしまう可能性があります。

 

初産で帝王切開などを経験された方が、二人目の為に準備しておこうと考える事がありますが、この場合も経過時期により、条件が付いてしまう可能性があります。

 

そして加入内容に関しては入院日数の給付支払限度日数も重要です。

妊娠中の入院は病での入院と異なり、場合によっては長期になりますので、限度日数が短すぎない形にしておきましょう。

 

医療保険は特約の数も多く、付加していくとキリ無く、保険料もドンドン高くなってしまいます。

掛け捨ての保険はなるべく安価に、きちんと意味のある内容になるよう、特約の付加はよく考え、無駄なく役に立つ形での加入が大切です。