保険の入り方は、実は一つしかないという事をお伝えします。
特にお勤めされている、サラリーマンの方々は参考にして頂ければと思います。
なぜサラリーマンかと言うと、その時点で社会保険や厚生年金、退職金などの保障がすでにあるからです。
この様に、もともとある国や自治体の社会保障制度から、逆に考えていくと必然的に保険の入り方は見えてきます。
車の保険と同じで、任意の自動車保険は自賠責保険の上乗せや補てん的な役割です。生命保険も社会保障制度の補てんとして考えていくと、入り方は一つに絞られていきます。
年金
国民年金、厚生年金などがあり、万一の時の家族への保障としては遺族年金があります。
そして障害状態になられた場合は、障害年金があります。
医療
医療費三割負担はもちろん、高額療養費制度や傷病手当金という保障があります。
現在の日本ではどんな病気をしても、どんな治療をしても高額療養費により、保険診療であれば自己負担額に上限がある為、大金がかかる事はありません。
そして治療などで働けない期間の保障として、4日目から1年半まで傷病手当金から、収入の2/3が受け取れます。(社会保険)
介護
公的介護保険一割負担となり、これは介護認定を受けた場合、介護に掛かる費用が一割しか掛からずに済みます。
生命保険でお役に立てる事は
保障
①亡くなった時・②病気やケガでの入院や通院の時・③三大疾病などの大きな病の時
④働けなくなった時・⑤介護状態になった時
貯蓄
⑥お子様の教育資金の準備・⑦老後資金の準備
などの7つが一般的にはあります。
社会保障制度が補っている事は
①亡くなった時
遺族年金や会社からの死亡退職金等があります。
②病気やケガの時
三割負担や高額療養費、傷病手当金、場合によっては労災があります。
③三大疾病などの時
②と同様です。
④働けなくなった時
傷病手当金から1年半までは、保障があります。
⑤介護状態になった時
公的介護保険一割負担や状態によって、障害年金があります。
⑥教育資金準備
教育費の無償化などの話しは出ていますが、基本的にはご自身での積立が必要です。
⑦老後資金準備
金融庁が老後2000万円不足しますと出した様に、年金だけでは足りない事がわかっていますので、ご自身での積立が必要です。
この様に一つ一つ確認していくと、社会保障制度の不足が見えてきます。
上記の事をふまえて、整理すると(教育資金や老後資金)の準備が必要な事はわかります。
そして気づきにくいのですが、実は(がん)に対する保障準備が必要になります。
それは何故かというと、社会保障制度の医療保障はあくまでも保険診療を受けた場合のみの保障になるからです。
現代において、がん治療は多岐にわたり、保険診療の治療以外でも効果のある新しいものが多くあり、治療の選択肢が広がっています。
この治療の選択肢を広げる為には、ご自身でのがんに対する保障の準備が必要になります。
働けなくなった時の傷病手当金の1年半までの保障ですが、この期間を越えても働けない状態が続いてしまったら大変です。
しかし、働けない状態が1年半以上続く人はデータでは2300人に1人とありますので、準備しておくかどうかは、慎重に考える必要があると思います。
人生において、リスクの確率が高く、大きな金額が必要になる順番を考えていくと
保障としては、(がん)への備え、そして(教育資金や老後資金)の貯蓄
この二つを重視して、無駄なく効率良く保険への加入を考えるということが、一つの答えになります。
がん等の保障もあり、貯蓄になっていく保険への加入がベストです。